分析
解体やリフォーム等の工事では、アスベスト関連法令に基づき、
解体・改修にかかわる「すべての材料」について、
アスベスト含有の有無を事前調査しなければなりません。
調査には規模の大小は関係ありません。
工事に際し、すべて「みなし(含有)」で対応できますか?
施主さまの説得にも「分析」が有効です。
当社では、層別に定性分析(JIS1481-1)し、推定濃度まで報告します。これは、顕微鏡観察に長けた熟練者の業です。
解体、リフォームの費用にアスベスト対策費が加わると、工事費が倍になることもあるそうです。
すべて「みなし(アスベスト含有とすること)」で実施されることもありますが、施主さまのご納得をいただけますでしょうか。
きちんと分析すれば、「含有無」という結果もありますし、仮に含有していても、どの層か、どんな素材かが判明すれば、相応の対策ができ、工事費低減も可能です。
当社では、定性分析(JIS1481-1)を行います。
- 検体の実体顕微鏡写真、アスベスト含有の有無の写真も標準添付です。
- 建材ごとに、層別分析を行います。
- 分析の精度を高めるクロス・チェックを実施しています。
- 規格の求める事項のみならず、推定濃度(0.1%~5%、5%~50%、50~100%) アスベスト以外の繊維成分も報告いたします。
- 石綿作業主任者を派遣しております。
- 事業を検討される際の、機材、分析室等必要な環境をアドバイスしております。
※定量分析まで行いたい場合も、ご相談ください。
JIS1481-1の要求事項
(当社では任意事項も報告いたします。)
必須事項
- 規格番号(JIS1481-1)
- 試料採取箇所、建材種類
- 分析日
- 分析者(有資格)
- 分析標本作成詳細(灰化等)
- 行った手順のうち、規格に記載されないもの、任意に行っているもの
- 検出されたアスベストの種類(クリソタイル、クロシドライト、アモサイト等)
- アスベスト同定に使用された分析法(実態顕微鏡、偏光顕微鏡)
任意事項
- アスベスト同定の根拠となる観察結果(層、色分析写真)
- 検出されたアスベストの推定濃度範囲(0.1~5%、5~50%、50~100%)
- アスベスト以外の検出された繊維成分と、アスベストと区別した根拠となる観察結果
(セルロース、ロックウール等)